紅葉の涸沢にトレイルランニングしてきました。
こんにちは。
フラップヘアーの濱田です。
先日の定休日は、北アルプスにある涸沢に行ってきました。
美しい紅葉が有名な北アルプスの名所の涸沢は、上高地から梓川を登るルートが一般的なようですが、我々はパノラマコースという上級者向けのコースをチョイス。
夜明け前のまだ暗い時間に上高地を出発し、梓川沿いを走っていると、川越しに見える明神岳の後ろにそびえる穂高にだけ朝日が差し込み非常に美しい光景に皆で息を飲む。
パノラマコースは、梓川を登って行くと徳沢の山小屋を起点に、少ししたら川を渡り登坂を開始するルートで、森林地帯があっという間になくなり、岩だらけの登りルート。
楽しく調子よく登り始めたかったが、いきなり僕の足の裏に豆ができてしまい応手処置で対応。
嫌な兆しだ。
登り始めるも中腹ほどから早くも足がつり始め、なかなか改善せず一生懸命補給したり、同行した仲間のスポーツインストラクターの友人にマッサージしてもらったりしてだましだましなんとか登坂完了。
屏風の頭への登坂路で、又しても両足が攣って動けなくなってしまい、後続にも抜かれる始末。
仕方なくしんがりを務めてくれた友人に先行してもらい、僕は改善を待つ。
心に余裕がなくふと振り返ると、なんと大絶景のパノラマが広がっていた。
青空のなか穂高連峰から槍ヶ岳までくっきりと稜線が見張らせて、まさに息を飲む光景に感動。
見下ろす涸沢エリアは赤や黄色、オレンジに染まりとても美しい光景に、登ってきてよかったと一人感動に浸るが、これ以上登っても、足が改善できなければ皆に迷惑をかけるだけと、引き返すことを英断。
ぽかぽかと暖かい日差しのなか、ゆっくりマッサージしたりアミノ酸や塩分などを補給し、痛み止めを飲んでしばらくすると、ようやく改善された。
友人たちが山頂から下りてくる頃にはすっかり回復し、涸沢行きを続行。
山頂を諦めた代わりに、山道を満喫し無事に涸沢ヒュッテに到着。
また上から見る景色と違い見上げる穂高の山の絶景に時が経つのを忘れてしまう。
人生で見た紅葉の中でも一番美しい光景は一生忘れない。
思わずつれてきてくれたトレランリーダーに感謝のお礼を言った。
名残惜しいが、早々と昼食を済ませて帰路へ。
日帰りは、時間的に余裕がないので先を急ぐ。
トレイルランニングの醍醐味は下りだ。
難しい路面変化を、躊躇せず瞬間瞬間に判断し下り続けることが、アドレナリンが大量に出て気持ちいい。
午前中の不調が嘘のように下りは絶好調。
非常に悔やまれるがこれも仕方なし。
楽しい時間はあっという間、気がつけば梓川に下山完了。
記念に皆で写真も撮って、上高地まで走ったり歩いたり日が傾き始める時間もまた美しい。
上高地には、足早に過ぎていく秋を、思い思いの楽しみ方で過ごす人達であふれかえっていた。
上高地ソフトクリームで、みなで労をねぎらい合い車を止めた温泉へ。
温泉も楽しんでから無事に帰ってきました。
あまりにも素晴らしい光景を満喫してきたおかげで、脳裏にカラフルな秋の色が溢れかえって、改めて感性に良い刺激が入りました。
北アルプスの大自然を満喫できた休日になりました。